備中エリア
平喜酒造は、1928年(昭和3年)に創業者である平嶋屋喜平が、酒造りの原点である米と水を求めて鴨方に酒蔵を構えたことに始まります。現在は新蔵も含め、2万平米以上の敷地の広さで県下でも有数の規模を誇っています。代表銘柄は「喜平」。米は岡山の備前米「雄町」や「あけぼの」を使用しています。また水は蔵の北にある遙照山の花崗岩質に磨かれた水で仕込んでいます。この最高の素材で杜氏と蔵人たちが伝承の技を用い、心をひとつにして旨い酒造りに精を出しています。こうした伝統の技に加えて、最新の設備やテクノロジー等の技術も積極的に導入し、四季醸造などさらなる向上の研究にも全力を傾けています。また、人と酒と社会の調和にもこだわり続け、容器のリサイクルなど環境保全への取り組み、また開かれた企業でありたいと願う平喜酒造では随時、工場の見学会を受け付けています。毎年、春と夏には地域や愛飲家の人々をお招きして開く「打越し酒会」、「落語と美酒をきく会」、秋の「酒蔵ジャズコンサート」等で日本酒を味わっていただく場を設け、人と酒と社会とのいい関係づくりに取り組んでいます。
日本一の酒造好適米と言われる山田錦を38%まで精米し、極寒時に低温長期醗酵で醸した、喜平の最高傑作品。山田錦独特の口に広がる芳醇な味わいとフルーティな香り、淡麗な舌ざわりが一層の軽快さを表します。
旨さで、無垢さで、信頼で選ばれている喜平の生貯蔵酒。清冽な水と吟味された米、熟練人の心と技。必要な時間だけで熟成させ、さらに絶妙の調合により味わいをより洗練されたお酒です。
〒719-0243 岡山県浅口市鴨方町鴨方 1283