備中エリア
明治19年(西暦1886年)高瀬舟と吹屋往来で大変賑わう、備中国川上郡成羽村にて渡辺廣太郎により創業し、清酒「白菊」を醸造しておりました。昭和3年に銘柄「大典(たいてん)」を付し「大典白菊」としました。昭和25年に渡辺酒造本店へ改組し、明治蔵、恵比寿蔵の二つの蔵で酒造りを続けておりました。昭和47年に町全体が水没する未曾有の大洪水が発生し、明治蔵以外の全ての蔵が使用不能となってしまいました。酒造を復興するにあたり、酒蔵の近代化事業に着手し翌年秋に中国地方最大規模の設備の整った新蔵を同町内の現在地に完成させ、社名を「成羽大関酒造㈱」としました。平成8年により高品質な酒造りを可能にする設備の全面改修を行ないました。その後、創業120年を経た平成19年4月に、輸出時の混同を避けるとともに、地酒としての位置付けを明確にするため、社名を「白菊酒造株式会社」に改めました。創醸から昭和48年の蔵再建などを経て、これからも備中の地酒「大典白菊」の酒造りに一層の磨きをかけ、風土に根ざした美味しいお酒をお届けして参ります。
最高の酒米、特A地区産山田錦を自社で32%まで磨き上げ、備中杜氏の技を惜しみなく注ぎました。じっくりを時間をかけ醸し、全て圧力をかけない吊しで採ったしずく酒を、更に斗瓶囲いで1年以上熟成させた究極の酒です。馥郁たる吟醸香と熟成したなめらかさのある味わいが絶妙にバランスする大吟醸酒です。
岡山米の柔らかな旨味が生きた、大典白菊の定番酒。 岡山の地米、成羽の水、備中杜氏の技で醸し、成羽の地で育まれた当蔵の原点です。米の旨みと後切れのよい旨口のお酒で、どんな料理に も合わせやすく、季節に合わせた温度でお楽しみいただけます。冷(ひや)でよし、燗でなお良し。
〒716-0101 岡山県高梁市成羽町下日名 163-1