備中エリア
明治40年、初代渡辺捨吉が下道郡穂井田村(現在の倉敷市真備町服部)で酒造りを始めました。当時の商標は「富禄正宗(ふろくまさむね)」。大正10年の「清酒品評会」には優等賞を受賞。二代目渡辺巌の時、酒を飲んだときの気分を率直に表現する、として商標を「酔機嫌」と改めました。昭和42年にはより良い酒造条件を求めて現在の地に移転し、以後品質第一に旨口の酒を醸しています。 原料米は地元総社で収獲されたあけぼの米、県産の雄町米を主要に全量自家精米を施し、仕込みにはやや硬水の高梁川伏流水を使用しております。全般的にやや辛口な飲み口ですが、米の旨みを十分に引き出すことを心がけ、特に特定名称酒の製造では低温発酵で丁寧に醸しております。約30年ほど前から焼酎の製造も手がけ、近年では地元の果物を使ったリキュールの製造も行っております。
地元で収穫された雄町米を自家精米して使用。低精白ですが丁寧な原料処理を行い、低温発酵でゆっくりと醸しました。瓶詰め後、酒蔵内で貯蔵熟成を行い出荷しています。キレの良い口当りの中に、雄町ならではの旨みとコクがあります。
地元の白いも“きびみどり”を原料に使った、完全手造り少量生産のいも焼酎です。いもの甘い香りとコクが特徴です。春先、日本酒の醸造が終わり一息つく間もなく焼酎の仕込が始まります。芋の選別、破砕など手作業の原料処理は大変です。途中、芋を見るのも嫌になりましたが根性出して仕込みました。
〒719-1175 岡山県総社市清音上中島 372-1